アフリカ大陸の東側にある国で現在広く飲用されているアラビカコーヒーの発祥の地といわれる。
国土の大半が高原で、標高2400mにある首都のアディスアベバは年平均気温が16度。
漢字では「哀提伯」。
エチオピアの南部、標高2500mの高地にある地域で、スペシャリティコーヒーの市場で【高品質なエチオピアのコーヒー】というと真っ先にイルガチェフの名前が出てきます。
生産国によって付けられるコーヒーの等級で最も高品質なもの。
このような等級は生産国によって付け方が違って、エチオピアではコーヒー豆300g辺りの欠点(不良豆)の数で、グレード1〜8まであります(輸出規格は1〜5)。グレード1は300g中、欠点が0〜3。
「発酵した豆」が「2個」入ってたら「欠点1」など、「混入した物」と「数」とで「欠点数」は決まります。
因みにエチオピア国内ではウォッシュトでG1をつける豆に対して、ナチュラルではG3と表記します。
他にも等級は【標高によるもの】【大きさによるもの】などがあります。
これはコーヒーの精製方法の一つ。
現在では主にナチュラルとウォッシュトの2種類があります。
この内、ナチュラルは原初来の方法で一般的に素朴で複雑な味わいがあるコーヒーができるといわれます。「天日干し」とも言い、屋外での乾燥工程を経て生豆を取り出すために安定した天候や周囲の気候条件に左右されやすく、欠点豆や異物の混入率も高くなります。
かなり特徴的な香りがあります。
エチオピア特有の酸味はありますが少し煎りが深いために、酸味が抑えられてその香りをしっかり感じる事が出来ます。