コロンビアはパナマのすぐ隣の南米の入り口に位置する共和制国家。
国旗の黄色は「豊かな鉱物資源」、青は「太平洋とカリブ海」を、赤は「革命で流された血」を表しています。
国名はアメリカ大陸の発見者であるクリストファー・コロン(コロンブス)に由来し「コロンの土地」という意味になります。
日本の約3倍の国土に人口は5000万人弱、公用語はスペイン語
「ナランホ(Naranjo)」はスペイン語でオレンジを意味する言葉で、コロンビア南西部に位置するウイラ県の南部サン・アウグスティン市の協会に加盟する97の小規模なコーヒー生産者達のことを指します。
ウイラ県は、アンデス山脈が3つに分岐する部分に位置する肥沃な土壌に恵まれた場所で、97の生産者は共に働き、知識を共有し、互いに学び、改善することで良質なコーヒーを生産しています。そのの努力の結果、SCAA年次大会のコーヒーコンテストで2007年3位、2009年には1位を獲得しています。
「コロンビア ナランホ」ですが、ポルトでは通常のメニューの中で“中煎り”を提供しています。今回はその豆の浅煎りです。
一般的に
浅煎り 酸味
深煎り 苦味
中煎り 中間
と言われますが、コーヒー豆はその品種や生育土壌の質によって浅煎りに向くもの、深煎りにすると魅力的な苦味が出てくるものなど、かなりの違いがあります。(この辺りは焙煎をしているかたがとても詳しいです)
※コーヒーフリークスさんのサイトに画像付きで説明されています。
http://navigater.info/coffee/knowledge/roast.html
今回は浅煎りということで“酸味がある”と言えますが、いわゆる“酸っぱい”と言われるような劣化からくる酸味とはひと味もふた味も違う爽やかさを感じていただけると思います。
同じ豆が違う焙煎度でどう変わるかという所もぜひお楽しみください。
甘味を引き立てる柔らかい酸味が口当たりの良さを生み出しています。
浅煎りの中でも飲みやすいコーヒーだと思うので、“コーヒーの酸味”に対する苦手意識がある方にもぜひ試していただきたい一杯です。