国名はバイオリンの弓にも使われるパウブラジルという木が由来で、漢字表記だと伯剌西爾です。
個人的に好きな喫茶店の名前にもなってます。
ブラジルのコーヒーは1727年にフランス領レユニオン島から移植されたと言われます。
ブラジルコーヒー生産の一大拠点となっているミナスジェライス州にあるセラード(ポルトガル語で「未開の地」を意味する)と呼ばれる地域にドゥアスポンチス農園はあります。
コーヒー栽培に適した標高1000mの生産場はセラードコーヒー研究所の指導の下、一貫した栽培育成システムで管理されています。
コーヒーを網棚の上で風に当てることで低温でじっくりと乾燥させるWin'dry(風干し)という方法を使うことで、風味豊かな製品を産出しています。
主要品種はムンドノーボ(後述)
コーヒーの品種の一つで、ブルボン種(※1)とスマトラ種(※2)の交配で出来たもの。
現在のブラジルでの代表品種。
樹高は高いものの生産性は良く、また病虫害にも強いとされる。
※1:ブルボン種
コーヒー原種の一つのティピカ種の突然変異でマダガスカル島の近くにあるレユニオン島で発見されたブラジルコーヒーの原型とも言われる品種。
隔年収穫型で生産性は低く病虫害にも弱いため栽培面積は少ないが、最近味の良さが見直されている。
コクのあるまろやかな甘味が特徴で先月の月替りコーヒー(ニカラグア ブルボンハニー)で利用してました。
※2:スマトラ種
インドネシア・スマトラ島で発見されたティピカ種の突然変異種。
スパイシーと表現される個性的でコクの強い味と言われている。
苦味がしっかりとありながら飲み口はすっきりと。
コーヒーらしい苦味の余韻が続きます。
ほっと一息つける一杯です。